自社サイトのSEO対策を自社で解決したい!という意見がすごく多いですが、果たして書籍・セミナーで勉強したところで、正しいSEO対策ができるのでしょうか?
答えは「できます!」です。
よくある問い合わせで、「○○」で上位表示したいのだけれど、いくらかかりますか?という質問。
長年SEOに関わっていると、キーワードを言っていただければ、「あぁ、このキーワードなら、大手業者はいくらぐらいで提案してくるだろうな!」というのは、だいたい分かります。
しかし!しかしですよ。
その「○○」というキーワードで上位表示されると、どのぐらいのアクセスが増え、どのくらいの売り上げにつながるか?は、全く考えていないことが多いです。
上げればいいと思っているから、当然といえば当然でしょうが、ここでのSEO対策の目的というのは、「検索経由でのアクセスを増やし、売上を増やすこと」であるということと定義して話を進めます。
地元で商売しているからこそ必ず設定してほしい5つの項目を説明していきます。
1:タイトルタグ(<title></title>)は非常に重要です
タイトルタグは、検索結果で言うと、上図の赤枠の箇所となります。このタイトルタグは非常に重要なので、時間をかけてじっくり考えてください。できれば、数人で話し合いながら決めてください。
基本的な決まりごとは以下の通りです。
文字数 | 全角28文字前後(検索時に全文字列が表示されるギリギリの文字数) |
---|---|
出現回数 | 上位表示させたいキーワードは2回まで入れてください(そのページのテーマとなるキーワードをたくさん入れたいと思いますが、2回までに留めてください) |
セパレータ | 半角のハイフンやパイプライン「|(パイプライン)」を利用する |
地元で商売しているということが前提ですので、タイトルタグには、当然、地方名(都道府県、市町村)が入るはずです。
ホームページは全国に発信できる媒体だから、地方名は入れない!という方もいるようですが、地元で商売するなら入れてください!
あと、当然ですが、サイト内に同じタイトルのページは基本ありえませんので、全ページ異なるタイトルを作成してください。
2:メタタグ(meta description、meta keywords)も重要です
メタタグは、検索結果で言うと、上図の赤枠の箇所(meta description)となります。タイトルタグと同様に、主要なキーワードを入れた文面を作成します。
基本的な決まりごとは以下となります。
meta description | 全角120文字前後の文章(全ページ異なることが理想です) |
---|---|
meta keywords | 3~5語程度のキーワード(気休め程度) |
ここでも、地方名(都道府県、市町村)は入れましょう。また、「meta description」ですが、そのページのテーマを120文字前後でまとめる訳ですから、基本的に、全ページ異なる文章になります。
たまに、トップページから会社概要ページまで、すべての「meta description」が同じサイトがあります。これはよろしくありません。全ページ、その内容に沿った「meta description」を作成してください。
3:コンテンツ(内容)はユーザファーストで!
まずは、こちらをご覧ください。
Google が掲げる 10 の事実
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。出典元:https://www.google.com/intl/ja_JP/about/company/philosophy/
Googleのサービスは、この理念に沿って作成されていますので、この理論に沿ったコンテンツを作成すれば、おのずと、上位表示されるということになるでしょう。
言うなれば、Googleはユーザが入力されたキーワードに対して、よりよい結果をユーザに返すことで満足度を上げようとしていますので、当然のことながら、質の高いコンテンツが、上位表示される秘訣ということになります。
「コンテンツは、サイト独自の情報があり、ターゲットとするキーワードの検索意図に合った内容がある」ことが重要となります。
4:ユーザのニーズを理解する
検索窓に打ち込まれるキーワードは、ユーザのニーズが表現されています。
つまり、ターゲットとするユーザが、「どのようなキーワードで検索するか」を知ることが重要なポイントとなります。
そして、そのキーワードで入力された悩み、課題などを解決する内容が、検索されようとするページに含まれていることが、よいページの条件となります。
例えば、「医者」と検索するユーザと、「医者 内科」と検索するユーザでは、ニーズが異なるということです。言ってみれば当たり前のことですが、実際は、ユーザのニーズを無視したり、こちらの情報を押し付けたりしたりとしてしまいがちなので気をつけましょう。
5:ユーザへのおもてなしを徹底的に考える
その昔、キーワードをページに内にたくさん入れれば上位表示された時期もありました。つい最近まで、被リンクをたくさんつければ上位表示された時期もありました。
いまは、小手先のテクニックだけでは上位表示されなくなってきました。
SEO対策について、このような質問をいただくことがあります。
- 外部リンクはしたほうがいいですか?
- 地図は入れたほうがいいですか?
- キーワードは何個入れたほうがいいですか?
- 文章は何文字あったほうがいいですか?
- 画像は入れたほうがいいですか?
などなど。
回答はただ1つです。
ユーザにとってメリットがあればそうしてください。
我々が想定するキーワードでこのページにたどりついたユーザが、
- ページを見ることで、問題が解決するようなページ作りをする。
- ユーザへのおもてなしを徹底的に考えて満足いただけるようなコンテンツ(内容)を作成する。
- 可能な限り見やすい構成を作る。
そういったおもてなしの心で作成した文章であれば、いずれ上位表示されていきます!
SEO対策のまとめ
上位表示されるテクニックはありますが、タイトルタグ、メタタグをしっかり全ページ異なるものにしていただき、あとは、ユーザファーストのコンテンツを作成すれば、上位表示されますので、小手先のテクニックではなく、本質のSEO対策を心がけてください。
最近では、機能面が発達してきていますので、技術が必要なく、ユーザに見やすい構成で提供できる仕組みが整ってきました。このホームページもそうです。
見出しが自動で目次化され、視覚的に見やすい構成を導入していますので、コンテンツの充実に注力できるようになっています。
これら5つのSEO対策を自社サイトに取り入れていただき、それでも不明点ありましたら、お気軽にご相談ください。